自分ははいちごが好きだ。あの甘酸っぱい味は自分の中での春の楽しみの一つだが、スーパーでひとつぶしか入っていない、540円もするいちごを見つけた。
迷うことなくカゴに入れた。食べてやろうじゃねえの。
邂逅

こちらがその「でかほっぺ」だ。愛知県産の「紅ほっぺ」という品種のいちごが大きくなりすぎたものらしい。いいフルーツ特有のあみあみの上に敷かれているところから、高級感がすでに伝わる。

封を開けた瞬間に漂う甘酸っぱい香りに興奮しつつ、通常のいちごとサイズを比較するとこう。

2つならべて同じくらいのサイズになることから、その大きさが伝わってくれるとうれしい。

ついでに重さを量ってみよう。普通のいちごの重さが8グラムなのに対し、

なんとその7倍、56グラムもある。7倍ということは、きっと1粒に7粒分以上のおいしさが詰まっているのだろう。

ヘタもでっかい。そろそろ食べたくなったのでいただきます。


うまい。1粒500円超えという先入観をいったん抜いて食ったにしても美味い。重厚ないちごの美味しさが脳にドカンと伝わる。甘さが来た後にほんの少し口内に残る甘酸っぱさ故に平らげたくなってしまうが、これは貴重な1粒だ。理性のままかぶりつくよりかは丁寧に味わった方がいい。
あまりにもはかない

しかし、同時にこうも思った。丁寧に梱包された一粒は儚く、ガブガブと食らってしまうとそれはすぐに消えてしまうのだ。なので慎重かつ丁寧に食べた。いちごをこんなに丁寧に食べる体験ができて、また一つ大人になれた気がする。
いつかまた買える日が来るといいな。

