なんにもうまくいかない日って、あるよね。
誰にでも人生うまくいかない日なんてものはあると思います。そんな日が連続で来てしまったらもう大変。気分の沈み具合はマリアナ海溝よりも深いことでしょう。マリアナ海溝のことよく知らないけど。
私はそれが今日でした。というよりここ最近ずっとそうでした。こんな時は寝るに限る!と15時間ほど寝てみたものの、起きるとすでに昼過ぎ。気分が戻るどころか半日無駄にしたという気持ちで逆にさらに落ち込むという負のループに陥ってしまいました。
このまま家にいても何も変わらないので、私は外に出る決意をし、スーパーまで買い物に出かけました。
そして出会ってしまったのです。あいつと。
出会い
あいつはお菓子コーナーに潜んでいました。私がお菓子コーナーへ足を踏み入れた瞬間、あいつは私を情熱的なまなざしで見つめてきました。普段なら気にもとめなかったかもしれません。しかしその時の私はなぜかあいつから目が離せなくなってしまいました。
あいつとはそう、Calbeeのポテトチップスしあわせバタ~味です。

↑この情熱的なまなざし
私は彼を迷わずカゴに入れました。
家に帰ってすぐ、私は彼のパッケージをまじまじと眺めました。Calbeeの赤いロゴ、情熱的なまなざしのジャガイモのキャラクター、しあわせバタ~の文字、ほんのりあまじょっぱいの両端に描かれた四つ葉のクローバー。すべてが「しあわせですよ」と主張してきているようではありませんか。
ポテチといえばうすしおやのりしお、コンソメパンチなんかを想像する人が多いと思います。中学の頃、複数人の友人と遊んだときにしあわせバタ~味のポテチを持ってきた友人はバッシングを受けていました。「なぜコンソメやうすしおにしなかったのか」と。そう、しあわせバタ~は影が薄いんです。しかしなぜか今日はそんなしあわせバタ~に惹かれてしまったのです。
実食と考察
ポテチの袋を開けて、1枚食べてみることにしました。たしかに甘じょっぱい。パッケージの言葉に嘘偽りはなかったようです。甘じょっぱいというのは人間の食欲を刺激する味。自然とポテチの袋に手が伸びます。うまい。
食べながら色々なことを考えました。
しあわせバタ~味を幸せじゃないやつが食べて良いのか、そもそもお菓子の商品名にしあわせなんて書いていいのか、しあわせバタ~味を買ってきてバッシングを受けた私の中学時代の友人は幸せになってないんだから詐欺じゃないのか、など様々なことを考えました。
でもね
いろんなことを考えてるうちに自然と心のもやもやがなくなってきたんですよ
だからもしかしたらしあわせバタ~は本当にしあわせにしてくれるのかもしれません。
ちなみに「しあわせバタ~」という名前は、バター、はちみつ、パセリ、マスカルポーネチーズの4つの素材を合わせてあるから4あわせ(しあわせ)なんだそうです。なんだそりゃ。
さらに言うと、情熱的なまなざしのあのジャガイモは「ポテト坊や」と呼ばれているものの、正式な名前は無いようです。なんでやねん。
